パインズ

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ディレクターTのツーレツな夜

(2007/07/05更新)

ええ?こんなになっちゃったの?の連発「ディパーテッド」

ご存知、香港映画「インファナルアフェア」のリメイクで、
あの「血のシーン大好き」巨匠マーティン・スコセッシ監督、
ディカプリオ、マット・デイモン、ジャック・ニコルソン主演の「ディパーテッド」。
これは第79回アカデミー賞作品賞を受賞しました。R−15指定なのに…。


で、ストーリーはというと…


ボストン南部。貧困と犯罪が渦巻くその場所で二人の男は生まれ育った。
ビリー・コスティガン(レオナルド・ディカプリオ)、犯罪者の一族に生まれ、
自らの生い立ちと訣別するために警察官を志した男。

もう1人は、コリン・サリバン(マット・デイモン)。   
ボストン南部一帯を牛耳るマフィアのボス、コステロ(ジャック・ニコルソン)の
手によって、幼い頃から腹心の弟子として育てられてきた男。
彼もまた、警察官を志す。コステロのよき“内通者”となるために。

同じ警察学校に学び、同じように優秀な成績を収めた2人は、
お互いの存在を知らぬまま、それぞれの道を歩き出す。

コリンが配属されたのは、エリート集団「SIU」。
マフィア撲滅の最前線に立ち、有能にして職務に忠実な警察官を装いながら、
警察の動きをコステロに逐一知らせ、捜査の手から逃がし続けるコリン。

一方、犯罪者との縁を断ちたいと願ったビリーに命じられたのは、
マフィアへの極秘潜入捜査。
その任務を知る者は、クイーナン警部(マーティン・シーン)と
ディグナム刑事(マーク・ウォールバーグ)のみ。
警部たちの指示通り、まずは自ら犯罪者へと身を落とし、コステロのもとへ
身を寄せたビリー。
少しでも疑われれば殺される、危険と背中合わせの毎日を送るようになる。
マフィアの一味として犯罪に加担しなければならない苦悩。
そんなビリーにとって、カウンセリングに訪れる女性の精神科医だけが、
唯一の心安らぐ存在。
しかし、彼女には一緒に暮らす恋人がいる。
彼の名は、コリン・サリバンだった。

こうして1年以上が過ぎる。
ビリーは、何度となくコステロの殺人現場を目撃し、警察に報告するが、
一向に逮捕する気配がない。
しびれをきらしたビリーは、クイーナン警部とディグナム刑事を呼び出す。
そこでビリーは初めて、警察にコステロのネズミ=スパイがいるという事を
知るのだった。

一方、コステロ側も、警察のスパイがいる事に気付き、
こうしてマフィアと警察の双方でスパイ探しが始まる。
自分の正体を暴かれることなく、どちらが先に相手にたどり着けるのか。
コステロの密会相手に肉迫するビリー。
対するコリンはクイーナン警部に照準を絞り、
尾行をするよう部下に指示を出す。

ある日、クイーナン警部とビリーが廃墟ビルで待ち合わせる。
その場所は尾行している部下から、コリンへ伝えられ、
コリンはすぐさまコステロに連絡。
コステロの手下たちがビルに急行する。

それに気付いたクイーナン警部と、ビリー。
クイーナン警部がビリーを非常階段から逃がし、一人ビルに残るが、
その結果、クイーナンはビルの屋上から突き落とされ、ビリーの目の前で
命を落とす。

この事件でコリンが警部に尾行をつけていた事を知り、激怒したディグナム刑事は、
その日に辞表を出して、姿を消してしまうのだった。

残された警部の遺品中からコリンが手にしたのは、携帯電話。
コリンが携帯の発信履歴ボタンを押すとビリーへとつながった…!

果たしてこのだまし合いの結果はどうなるのか?
ビリー、コリンの運命は?




という訳ですが、
2時間30分という長い作品の割にはあまり長いと感じないし、
「えー!トニー・レオンの役柄をディカプリオかよ!それにアンディ・ラウを
田舎臭いマット・デイモンってどういう事???」と思っていましたが
(ファンの人、ごめんなさい)、まぁまぁ納得できたし、
ジャック・ニコルソンは相変わらずのニコルソン演技だったし、
買って、借りて損はない映画だと思いました。


が!!!どうしても気になる事が…!


「なんでこんなに(こんな姿に)なっちゃったの???」という問題の方が2人。
警部役のマーティン・シーンは、もう御年だし、渋いので良かったのですが、
問題1は刑事役のマーク・ウォールバーグ。
最初スクリーンに出た時に、「なんか見たことある俳優さんだなぁ・・・誰だっけ?」
と思ったくらい分からない!!!
私、スリーキングスや猿の惑星(ティム・バートン版)の時、けっこう好きだったんですよ。
ぶっちゃけ、おでこの後退が問題なのでしょう。



でも「シューター」ではまぁかっこよかったんで(植えた?)、まだ許します。

それよりも問題の2が、最大の「えーーー!!!!???」でした。
それは、アレック・ボールドウィン。
はっきり言って太り過ぎ。ただのデブ野郎ですよ。
私は最近、彼の作品を見ていなかったのもあるんですが(見てるが気付いてない事も)、
そりゃないぜ!って感じですよ。
太りそうな感じだったけど、ここまでとは…。


あと「インファナルアフェア」よりも話はより分かりやすいんですが、
やっぱり主役の2人は「インファナルアフェア」の方が適役な感じがします。
トニー・レオンのすっかり疲れた役…アンディ・ラウの冷たい感じ。
これはディカプリオ、マット・デイモンよりも上でした。

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