パインズ

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ディレクターTのツーレツな夜

(2007/06/15更新)

「300」は燃える映画

久々に燃えました。
「300(スリーハンドレッド)」は賛否両論、くっきりと分かれる映画ですが、私は好きでした。燃えました。

まずはストーリー。

紀元前480年。スパルタの男たちは、服従はしない、退却はしない、降伏はしない。
それがスパルタの掟で、スパルタの男たちは、そのように生まれ、そのように育てられた。
そのスパルタ王、レオニダスのもとに
千もの国々を征服したペルシア帝国からの遣いがやって来た。
次なる標的に定めたのは、スパルタをはじめとするギリシアの地だった。
使者は王の伝言を伝える「水と土地を」と。
国を滅ぼされたくなければ、ペルシアの大王クセルクセスに服従しろということだ。
「服従か、死か」と問われれば、スパルタの答えはひとつ。
彼らに服従はありえない。
王レオニダスがペルシアの使者を葬り去った瞬間、
スパルタはペルシア帝国の大軍を敵に回した。

神々に開戦の許しを乞うために、レオニダスは司祭のもとを訪れた。
スパルタの法では、決議は託宣者の予言によって決められるのだ。
だが、欲にとらわれた司祭たちは、託宣者のお告げであるとして、
スパルタ軍の出兵を禁じた。
あろうことか司祭たちはペルシャから賄賂を受け取っていたのだ。
託宣者の信託に従えば戦うことは許されない。
しかし、戦わなければ滅ぼされる。
苦悩する王に、王妃ゴルゴは「自分の心に従いなさい」と言われ
戦う決心をする王。
戦いを決意した王のもとに集まったのは300人。
しかし、それはただの300人ではない。スパルタの精鋭300人だった。
レオニダス王には戦略があった。
海岸線の狭い山道に敵を誘い込めば、大軍の利点を封じられる。
そこを、スパルタの盾で食いとめるのだ。
作戦の地テルモピュライに兵を進めた彼らの前に現われたのは、
海岸線を延々と埋め尽くすペルシアの大軍。なんとその数100万人。
スパルタの男たちはひるまない。スパルタの男たちに退却の二文字はない。
鍛え抜かれた剣のもと縦横無尽に突き進む。緒戦はひとりの死者もなし。
一日目はペルシア軍を完膚なきまでに覆し、スパルタ軍の勝利で終えた。
しかしペルシア軍の数はすざまじい。
翌日の戦いでもスパルタ軍は勝利するものの、犠牲者が出て、ケガ人も出た。
そこで王は最終決戦となると思い、1人の戦士を呼び寄せる。
王は目にケガを追ったその戦士に「町に戻って、この戦いの全てを話せ。
世界中に伝え、後世にずっと名を残せ」と命令。
こうして、1人を町に帰し、翌日、最終決戦を迎える。
ペルシア軍も大連隊を組んで、スパルタ軍に立ち向かう。

最終決戦の火蓋が切られた。果たして、決戦の行方は?
という感じです。


ヘロドトスの「歴史」にも記されている実際の伝説の戦いを描いたフランク・ミラーのグラフィック・ノベルの映画化ですが、「クラッシュ」と呼ばれる映像がものすごく斬新。
R−15指定なんですが、まぁ、首が飛んだり、足が飛んだりするので、それでなのかなぁと思いましたが、そういう残虐なシーンでもきれいなんですよ。絵みたいで。
ホラー映画なんかのグロイ感じは全くないです。
で、何よりすごいのが、このスパルタの戦士たちの体。



みんなお腹が割れてるんですね〜。シュワちゃんの若かりし頃の体を見て「作り物みたい」と思った事がありますが、これだけ大人数の「作り物みたいな体」を見せられると、周囲のどんな男の人の体を見ても「チッ!軟弱もんが」って風になりますね。
で、一番最初に書いた「燃えた」というのは、スパルタの戦士の戦いっぷりにあります。楯とやり、刀で戦うんですが、すごくかっこいいんですよ。楯の使い方などなど。これは燃えます。
しかも300人が100万人に立ち向かう。しかも余裕でひるむことがない・・・かっちょいいですわ。今時の男にはない潔さですね。
あー、生まれる時代を間違ったのか・・・

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